カルチャーセンターに入会し、講師の先生に
「絹に描いてみたいです」と伝えると
「絹って難しいし面倒くさいんだよ。
日本画の画材にも慣れていないようだから、まずは紙での制作の手順を覚え、画材に慣れて行きましょう。」
とのことでした。
やっぱり絹ってベテランの先生からしても手間がとてもかかるものなんだな…。
やきもきする気持ちもありますが、先生の仰ることは至極真っ当なので、
先生の示す手順通りにステップアップしていきたいと思います。
で、記念すべき第一作目 何をモチーフにするかということで
日本画を極めていくにあたり、花というモチーフは切っても切り離せないのでは
という考えに最近至りまして
最初その辺に映えていたヒメジョオンを摘んで持って行ったところ
またも先生から「小さくて細かい花だから難しいと思うよ」と指摘を受け、
急遽家にあった桃に変更しました。
最初から大作を描こうとしてはいけない…。
日本画の制作過程 準備段階
写生(スケッチ、クロッキー)
↓
小下図(エスキース、下絵)
構図を決める。小さい枠をいくつか描きどのようにモチーフを配置するか決める。
配色も決める。
ラフのようなもの。
↓
大下図
下描きのようなもの。これを元に線画描く。
一見本番までの行程が多く見えますが、実は自然にみんながやっていることなのではと思います。
(私はスケッチをおろそかにしている気がする。よくないですね。)
今回は練習だし、桃だけという簡単なモチーフなので、
写生兼大下図を水彩用紙で描くように指示を受けました。
え?水採で描いちゃうの?それってそれでもう一つの立派な作品になっちゃうのでは?
となりましたが一応指示通りに書きました。

久しぶりの水彩でしたが楽しく描けました。
あ〜このいかにも「アナログ」って感じが良いですね。
なんかもう、これで完成でいいんじゃないか?(よくない)
これを毎回本番じゃなく下準備用にするの、なんか勿体無いな。
そしてこの線画を色紙に転写し、水干絵の具で着色しました。(胡粉はチューブ絵の具のを使用)
色紙は先生が用意してくださったドーサ引き済みのものを使用しました。

難しかったです。ぼかしが全然上手くいかない。
このにじみムラが逆に味があって良い、という見方もできますけど
でも私はもっと綺麗にぼかしたいなと思っています。
(ぼかしが好きだからこそ、ぼかしが上手くできる絵絹で制作したい。)
絵の具の色も、粉の状態の時と水に溶かした時の色の差が激しくて塗りづらい。
(色の差は別に水干絵の具に限ったことではないですが)
ただ、日本画絵の具を使用して、余計な滲みがでたり
紙がボロボロになることがなかったので、
独学で挑戦していた時に比べ、とても上手くできました。
ドーサ引きがしっかりなされていた色紙のおかげだと思います。
粒子感も味があって良い。
水をポトっと落とした時に、その部分が後にはげてしまったので、
落ちやすいんだなぁと感じたりもしたかな。(UPした絵では加工してあります)
とにかく、これが記念すべき第一作目となりました。
感慨深いです。
アナログで一作品つくる、ということ自体、本当に数年ぶりでした。
デジタル作品に対して「作品の現物が手元に存在する」感が、なんか、とても嬉しい。
また、デジタルに比べて失敗がほとんど許されないので、否が応でも集中力が必要となり、制作への没入感が高い気がしました。
アナログ、楽しい…!
今のところはイラストのお仕事においてはデジタルのみの予定ですが
(修正や調整が容易なため)
いつかアナログ作品の展示や原画の販売などやってみたいなという
薄ぼんやりとしていた願望が、強く明確な目標になりました。
といってもまだまだ何も知らないペーペー人間だし、今後挫折の可能性は大いにあるけど。
次は麻紙ボードに何かを描いてみる予定です。


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